9月15日、ロシア・シベリア南西のアルタイ地方の中心都市バルナウルで4年間生活した経験を持つ對馬美夏さんを「囲む会」が、都内で開催されました。
「對馬美夏さんを囲む会」 は、今年4月にスタートした「日ロ文化サロン(東京)」の第2回目となるイベントです。
ロシアやユーラシア文化に興味を持つ参加者15人ほどが集まり、活気の溢れる会となりました。
對馬美夏さんのトーク
トークでは、對馬さんがロシア・アルタイ地方に住むことになったきっかけや、バルナウルの魅力などが語られました。
アルタイ地方は、モンゴル、中国、カザフスタンの国境に近い自然豊かな地域で、「アルタイの黄金山脈」としても有名です。
澄んだ空気やミネラルたっぷりの温泉、多種多様なハーブやオーガニック食品が豊富で、ロシア国内でも療養地として人気が高いんだそう。
低体温症など、重い病気を抱えていた對馬さんが、バルナウルでの生活を通して、少しずつ元気になっていったエピソードなども紹介されました。
参加者たちは鞍馬さんの話に引き込まれ、現地の生活に思いを馳せました。
質疑応答も活発に行われ、会場には終始楽しい時間が流れました。
昨今の国際情勢の変化により、現地の状況が大きく変わるとともに、日本からロシアへの渡航は難しくなっています。
そのような中で、今回のイベントは参加者全員が平和を願う会にもなりました。
歴史あるロシア・ウクライナ料理店「スンガリー」での懇親会
イベント終了後には、東京で65年以上の歴史を持つロシア料理・ウクライナ料理のレストラン「スンガリー」で、食文化を楽しむ懇親会が開催されました。
懇親会には、ロシアに精通する方も多く参加しており、中には、1991年のソ連8月クーデターの際に、モスクワに滞在していた方も参加していたことから、貴重な体験談などを聞くことができました。
日ロ文化サロン(東京)では、今後もロシアや中央アジアの文化をより深く知るためのイベントが企画・開催される予定です。
日ロの文化交流を通じて、さらなる相互理解が深まることが期待されます。
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(文・構成/日ロドライブ編集部)
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