2022.12.05

「創価大学創立者杯・ロシア語スピーチコンテスト」が2年ぶりに開催

Today's Guest

創価大学ロシアセンター

2016年に、創価大学とロシアの非営利団体ルースキー・ミール基金の支援で設立された施設。 ロシアセンターはロシア語の普及やロシア文化を広めることなどを目的としており、世界各国の大学等に設立されているが、創価大学は日本の大学として唯一同センターの所在する大学となっている。

日本・ロシアに縁をもつ「人」にスポットを当て、その「人」を紹介、そして「人」を通じて、ロシアの魅力や日本とロシアの関わりなどを、車でドライブするような冒険心を持って発信していく「日ロドライブ」

 

今回は特別編として、12月18日に2年ぶりに開催される「創価大学創立者杯 ロシア語スピーチコンテスト」に関する情報と関係者の方々のコメントをお届けします。

目次

「創価大学創立者杯・ロシア語スピーチコンテスト」が2年ぶりに開催

12月18日、創価大学の学生らで構成される「創価大学ロシア研究会」の主催で、「創価大学創立者杯 ロシア語スピーチコンテスト」が開催されます。

「創価大学創立者杯 ロシア語スピーチコンテスト」は、例年行われているイベントで、2020年、2021年は新型コロナの影響により、中止されていましたが、今回は2年ぶり第30回目の開催となります。

今年から、通常のエレメンタリー、スタンダード部門に加えて、ビデオ部門が設けられることになり、遠くて会場まで来られない人も出場できるようになりました。

また、会場は無観客で開催されるものの、スピーチコンテストはYouTubeでのオンライン配信もあり、ハイブリッド形式で行われます。

コンテストでは、高校生から社会人まで幅広い層の出場者が、ロシア語の朗読やスピーチを行い、総合的なロシア語能力を競います。
1位から3位までの出場者には、賞状、トロフィー、記念品などが贈呈されるほか、スタンダード・対面部門で1位を獲得した出場者は2週間のロシア語オンライン個人レッスンを受けることができる特典があります。

そんなスピーチコンテストに関して、今回、日ロドライブ編集部では、ロシア語スピーチコンテストを後援する「創価大学ロシアセンター」の関係者の方々から、コメントをいただきました。

 

「創価大学ロシアセンター」関係者・Aさんのコメント

現在、日ロ関係を取り巻く情勢は困難な状況です。しかし、交流を途絶えさせてはいけないという思い、そして、このような状況だからこそ、ロシア語学習者を応援したいという思いから、今回は開催されることになりました。

事実上、ロシアへの留学は難しい状況なので、スピーチコンテストが、ロシア語学習者のモチベーションを維持するための目標の一つになればいいと思っています。

また、ロシアは日本にとって隣国です。もちろん戦争には反対ですが、国が引っ越すことはできませんから、隣り合う国同士争うことなく、仲良くできることが一番だと思います。

そのためには、「知ること」が本分である学生たちに、ロシアのことを知ってもらい、大きなことはできなくても、交流を続けていくことが平和への一歩に繋がっていくんだということを伝えたいです。

 

「創価大学創立者杯 ロシア語スピーチコンテスト」元出場者・Bさんのコメント

私はロシア語を学習し始めて、1年目のときに、エレメンタリー部門でロシア語スピーチコンテストに出場しました。

そのときから思っていましたが、ロシア語学習者にとって、こういった機会は、学習のモチベーションを高めるという意味でも、とても大事だと思います。

今回は運営側として携わらせてもらいますが、出場するロシア語学習者の皆さんには、ぜひ、この機会を活用して、自分のロシア語能力を高めてもらえると嬉しいです。

私が出場したのはソ連からロシアになって、少し落ち着いた時期ではありましたが、日ロ関係は激動の時代でした。現在、日ロ関係は良くありませんが、これから先、状況が変わることもあるかもしれません。なので、ロシア語学習者の皆さんには、学習を続けていって、今後、日ロ両国の関係が改善した際に、有効に使っていただけたらと思っています。

 

 

創価大学創立者杯ロシア語スピーチコンテストの詳しい概要についてはこちらから

https://www.soka.ac.jp/research/russia/russia-news/2022/08/7498/

 

 

 

(文/山地ひであき)

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