2021.09.15

コトバス オンラインバスツアーのプランナー・永井チェビさんインタビュー
「コトバス オンラインツアー・ロシア編の魅力とは?」

(コトバス オンラインバスツアー・ロシア編)

 

日本・ロシアに縁をもつ「人」にスポットを当て、その「人」を紹介、そして「人」を通じて、ロシアの魅力や 日本とロシアの関わりなどを、車でドライブするような冒険心を持って発信していく「日ロドライブ」

 

9/23(祝日・木曜)と10/31 (日)、ロシアを舞台にしたオンラインバスツアーが開催されます。

香川県の琴平バス(株)が、ロシア旅行のスペシャリストであるJATM(Japan Air Travel Marketing)、そして「日ロドライブ」とタッグを組み、極東ウラジオストクからシベリア鉄道モスクワまで旅行できるツアーをご提供します。

ツアーの時間は17時から18時半まで。
参加者には、事前に「旅のしおり」と、現地の方とプランナーが選んだ旅先の「特産品」が宅急便で届きます。
(※詳細は記事下部のリンクを参照)

 

今回の第28回インタビューでは、企画を実施されている琴平バス(株)代表取締役楠木泰二朗さんにもご同席いただき、ツアープランナーである永井チェビさんに、普通のオンラインツアーとは一味違うコトバス オンラインバスツアーの魅力などをお聞きしました。

(写真左から:楠木泰二朗さん、永井チェビさん)

目次

ツアープランナー・チェビさんのプロフィール

--まず始めにチェビさんのお仕事など、簡単なプロフィールを教えてください!

永井チェビさん(以下、チェビ):仕事は…カメラマン?なんなんでしょうね(笑)フリーランスです。写真や動画撮影・映像編集・その他ツアーの企画をしてます。
趣味ではありますが、風景写真が一番好きですね。海外でもたくさん撮りました。
以前、ニュージーランドに行ってたんですが、日本に戻って来たとき、カメラマンなどの仕事を続けていけば、海外でも働けるんじゃないかと思ったのがきっかけで、それ以来いろんなことにチャレンジしています。

 

--海外に興味を持ったきっかけはなんだったんですか?

チェビ:海外に興味を持ったのって、実はシベリア鉄道がきっかけだったんですよ。
大学在学中の2012年に、大学の先生がソ連が崩壊したときにシベリア鉄道に乗ってヨーロッパに行ったというエピソードを聞いて。
電車でロシア…ヨーロッパまで行けるんだ!乗ってみたいなと思って…乗りました!(笑)
その時に海外いいな、と思ったのを覚えています。

ロシアから帰国後、就職して4年半ほど仕事をしました。その後ニュージーランドに行って今に至ります 。
ニュージーランドに行こうと思ったのは、社会人になって写真を撮っていくうちに、周りの人が私の写真を「綺麗だね」と褒めてくれたことが大きくて。
カメラがあればいろんな人に「こんな場所があるよ!」と紹介することができる―というのがあり、海外に行くと楽しいんじゃないかなと思って。
当時やってみたいと思っていた「世界一周」、そして、その一つ手前にある「海外で生活すること」を経験したいなと思い、青い空と芝生が広がる羊ばっかりの国、ニュージーランドを選びました!(笑)

(写真:シベリア鉄道で)

 

--だからニュージーランドに!コトバス(琴平バス(株))さんと関わるようになったきっかけはなんだったんですか?

チェビ:2020年に開かれた地元の芸術祭のイベントで、大学時代にお会いしたことがあった楠木(泰二朗)さんと偶然再会しまして。
私がニュージーランドにいたことを知っていてくださって、海外旅行についてお話したんですが、ニュージーランドでバスに6時間ぐらい乗っていた際に、案内をしていたガイドの仕事が、別にオンライン上でもできるんじゃ!?と思って、その後、楠木さんに相談したら、すぐに「できる!やろう」と…(笑)

ご相談した時には、コトバスの国内オンラインバスツアーが既にスタートしていました。
当時は本業のカメラマンをしながらでしたが、まずは思い出の多いニュージーランドのツアーを企画したことがきっかけで、今ではコトバスオンラインツアーに限らず、いろいろ楽しませてもらってます。

例えば「うどんタクシー」という YouTube チャンネルの動画撮影・編集もしていますよ

https://www.youtube.com/channel/UChhU_-PTCa2ddiaz1mq90fg

 

コトバスオンラインバスツアーの魅力

--コトバスオンラインバスツアーの魅力を教えてください!

チェビ:実際の旅行のような質感にこだわったツアーであることです。例えば、私たち人間が持っている五感を最大限に盛り込んでいます。映像は視覚に。エンジン音や現地のリアルタイムの声は聴覚に。お届けしているお土産の珈琲や現地のティーの香りは嗅覚に。そしてその美味しさは味覚に。
ニュージーランドのツアーではハンドクリームをお土産にして、肌でも触れていただきました。
映像においては俯瞰的な視点は一切なく、旅行者の視点だけで楽しむことができるようにしているのも、質感を高めることにこだわった結果です。
参加した方のアンケートでは、「実際に行きたい」とか、「ガイドさんに会いに行きたい」など、すごくツアープランナー名利に尽きる内容をいただきました。

 

--初の海外オンラインツアーのニュージーランドはどうでしたか?

チェビ:すごく良かったです。巡り合ったガイドさんもすごくいい方達で。 ニュージーランドの豆知識を画面越しに、現地に住んでいる方の経験を交えて、リアルなコミュニケーションで紹介してくれるというツアーでした。
ただ映像を見るだけじゃなくて、より没入感があり、より自分の中に落とし込みやすく、より臨場感を感じられるツアーになったのかなと。ただのオンラインツアーとは違うと考えています。
お土産もあったり、シートベルトもしますしね!(笑)

 

コトバスオンラインバスツアー・ロシア編について

--今回はついにロシアでのオンラインツアーになりますが、ロシアを選んだ理由はなんだったんでしょうか。

チェビ:最初のニュージーランドツアーが終わった後の反響がすごく良くて、別の海外ツアーもしたいってなったんです。
そこで、海外に住んでる友達とかに連絡しまくってたんですが、まぁロックダウン、ロックダウンとかロックダウン…(笑)
過去の経験的にも「ロシア好きやけどなぁ」って思ってたんですが、ロシアには知り合いがいなくて…
でも、たまたま大森さん(インタビュアー)がロシア関係のことしてるって聞いて!!
「ロシアツアーやりたい!」って思いました!

特に、オンラインだと時空を越えられるじゃないですか!
シベリア鉄道って約9,300キロあって、実際には1週間かかる旅行になってしまいます。
オンラインなら、極東ウラジオストクから首都モスクワの2都市を、1時間半で周れる超お得ツアーにもできるし、個人的にももう一回ロシア行きたいし(笑)

何よりロシアって結構行きづらい国で。
だけど、実はみんな気にはなっていて。一生行かない人も多い国かもしれないんで、すごく面白いかなと!
「コロナが明けたら旅行に行こう」で選ばれる国よりは、「あんまり行ったことないけど、気になってる国」の方が 、みんなの「求めてる」というか「参加して良かった」と思いやすいのかなと考えたことなどが理由です!
あと、繰り返しますが、個人的にもう一度行きたい!(笑)

 

--なるほど!ちなみに、この質問は楠木社長にもお伺いしたいんですが、お二人のロシアの印象っていかがですか?

チェビ:印象というより思い出ですが、私にとって初めての海外がロシアでした。友人と2人で行ったんですが、入国したときから、友人は「ロシア怖い」って言っていて。冷たい感じもあるし、身長高いし。
最初はウラジオストク空港に到着したんですけど、日本人をあまり見たことがないせいか、「何、こいつら 」みたいな感じで…
その時、入国の時に待たされたのを覚えてます。

あと、お迎えしてくれたロシア人ドライバーさんの車が、警察に止められて…
「これはやばいやつだぞ、困ったぞ」と思ったら、その人がスピード違反で捕まっただけ(笑)
そういうこともあって「怖い、怖い」って友達がずっと言ってましたね。笑
でも、怖いことばかりじゃなくて。
シベリア鉄道に乗って何日も移動している間に、同乗していたロシアの知らない人たちが、いろいろご飯をくれたりして、付き合ってみると意外にフレンドリーだと感じることもありました。

楠木泰二朗さん(以下、楠木):僕はまだ行ったことないんですよね。だから「よく分からない」が実際のところですね。
同時に、ニュースとかで、おそらく一面的であろう情報が入ってくることもあり、やっぱり「怖い」という印象はあります。

 

--ありがとうございます!お二人がこのツアーに期待していることはなんでしょうか?

チェビ:ロシアってイメージしにくいところだと思います。 ロシア人の方が現地を案内してくれることによって、新しいロシアに対する価値観がみんなに生まれてくれたらいいなぁ、と思いますね。
新しい価値観というか、見方?というんでしょうか。 ロシア人の方が案内してくれることで、よりロシアを身近に感じてほしい、と願ってます。

楠木:もう、以下同文(笑)やっぱり基本的には、ロシアは一番最初に行く海外旅行先ではない、とは思っていて。
先ほど、印象でも言ったように「よくわからない」とか「情報が少ない」と感じています。
そして、これは多分みんなも思っている。
だからこそ、実際の現地からのライブで、ロシアを楽しめるのはすごく価値のあることなんじゃないかなと。
これは、オンラインツアーの良いところだと思ってるんですけど、私たちはコンセプトに「(現地への)将来の訪問につなげる」というのを掲げています。
そういった「お試し旅行」をオンラインで体験して、みなさんが「実際行ってみたいな!」と思うきっかけになればいいな、と思っています。
とても楽しみにしていて、ツアーの開催が待ち遠しいですね。

 

--僕らとしても、ぜひ楽しんでほしいです!最後までよろしくお願いします!最後に読者の方へ一言お願いします!

チェビ:このオンラインバスツアーはリアルではないけど、リアルのように旅を感じることができるツアーです。
お土産もついてきて、ロシアの人たちが食べているものを実際に食べながら、より深くロシアのことを知れるツアーだと思います。体験もできるのでお楽しみに。
そして、コロナが明けたら、ぜひ現地に行ってほしいと思います。

楠木:そうですね。オンラインバスツアーってまだ体験したことがない人が、ほとんどだと思うんですけど、参加してくださった多くのお客様から「思っていたより、めちゃくちゃ楽しめた」というお言葉をいただいてます。
オンラインツアーの中で、現地のガイドさんとコミュニケーションが取れるという点が面白いポイントです。
その出会ったガイドさんとオンライン上で仲良くなったことをきっかけに「将来、その人を訪ねる」というような旅の仕方ができる。これもまたオンラインツアーならではの楽しみ方だと思ってます。
ぜひご参加ください。

 

--今日はありがとうございました!本企画をきっかけにたくさんの方にロシアのことを知ってほしいですね!当日は、今回取材させてもらった永井チェビさんが、みなさんをロシアへと連れて行ってくださいますのでお楽しみに!

 

 

「コトバス オンラインバスツアー『ロシア2都市大満足ツアー』」の詳細はこちらから

https://www.kotobus-tour.jp/online/ktz061.html

 

 

 

(インタビュアー/大森達郎)

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