日本・ロシアに縁をもつ「人」にスポットを当て、その「人」を紹介、そして「人」を通じて、ロシアの魅力や日本とロシアの関わりなどを、車でドライブするような冒険心を持って発信していく「日ロドライブ」。
10/31 (日)、ロシアを舞台にしたオンラインバスツアーの第2回が開催されます。
香川県の琴平バス(株)が、ロシア旅行のスペシャリストであるJATM(Japan Air Travel Marketing)、そして「日ロドライブ」とタッグを組み、極東ウラジオストクからシベリア鉄道でモスクワまで旅行できるツアーをご提供します。
ツアーの時間は17時から18時半まで。
参加者には、事前に「旅のしおり」と、現地の方とプランナーが選んだ旅先の「特産品」が宅急便で届きます。
(※詳細は記事下部のリンクを参照)
第29回インタビューでは、今回のツアーのガイドを務めていらっしゃるウラジオストク在住ロシア人のシャリモワ・マリーナさんにツアーの魅力や注目点などをお聞きしました。
シャリモワ・マリーナさんのプロフィール
--今日はよろしくお願いします!まず最初にマリーナさんの簡単なプロフィールをお聞きしていいですか?
こちらこそよろしくお願いします。
シャリモワ・マリーナと申します。出身はロストフ州です。
仕事はツアーガイドですが、コロナ禍でオンラインのみとなっているので、他にS N Sマーケティングもオンラインでしています。
趣味は日本語で詩を書くことです。それと、最近は旅行をしています。
--旅行いいですね!最近はどちらに行かれましたか?
コロナ禍なので、ロシア国内ですが、ハバロフスクやカムチャッカ半島の方に行きました。
旅行は、見たい景色があるとかではなく、「そこに何があるかなー」と思いながら、何か面白い場所や私の住むウラジオストクとは違う文化に出会うことを目的にしています。
どこからしら観光スポットがあって、必ずそこに行くとか、予定を立てるとかするわけではなくて、現地に行って、現地の人にいろいろと話を聞いていきます。
冒険ですね(笑)
--日本を知ることになったきっかけは何だったんでしょうか?
日本を知ることになったきっかけはアニメでした。
12歳の時に、日本のアニメのDVDを買ったんです。実際はアメリカのアニメだと勘違いして買ったんですけどね(笑)
そのDVDなんですが、吹替がなく、ロシア語字幕しかなくて。
なので、最初は「うわー、観れない」と思いました。当時はまだ子どもでしたし、文字を読みながら映像を見るのは難しいと思って。
でも、実際に観てみると、日本語の綺麗さに触れて、日本語に一目惚れしちゃいましたね。
ツアーガイドの魅力
--日本語を好きになったきっかけがアニメで、そこから、ツアーガイドの仕事にも繋がっていったんですね!ちなみに、ツアーガイドをしていて楽しいことや過去のガイドの経験の中で面白かったことなど、ぜひ教えてください!
ツアーのお客様にウラジオストクの歴史を話している時に、話を聞いてくれているお客様の目に浮かぶ光が大好きです。私はその瞬間が一番幸せですね。
ロシアを全く知らず、ソ連時代のイメージを持ったまま少し怖いイメージを抱いて、ツアーに参加されるお客様もいますが、実際に来てみて、「あー、ロシアってこんなに優しい国なんだ。知らなかった」という感想を聞くことも好きです。
こういうお客さんがいらっしゃることを嬉しく思っていて、毎回温かい気持ちになります。
「食事」、「景色」、「海」が魅力のウラジオストク
--漠然として質問なんですが、マリーナさんが思うウラジオストクの魅力は何でしょうか?
ウラジオストクの魅力は一言では言いきれませんが、旅行先として最高だと思っています。
1番のポイントは「食事」です。
ウラジオストクだけでロシア料理、ジョージア料理、イタリア料理、ドイツ料理、ハンバーガーなどのアメリカの料理など多種多様な料理の店があるので、何を食べたくなっても楽しめる街です。
ちょっと変わったところでは、北朝鮮の料理が味わえるお店もありますので、食事は本当にウラジオストクの魅力の一つですね。
そして、なんといっても「景色」です!
ウラジオストクは港町なので、坂がたくさんあって、少し上がるのが大変だと思いますが、展望台がたくさんあります。
最近は私の地区でも新しく展望台ができていて、本当に綺麗な景色を様々な場所で楽しむことができます。
あとは、「海」もウラジオストクの魅力ですね。
8月、9月は泳げますし、綺麗な魚も見れますし、ロシアで1番大きいとされる水族館もあります。
また、冬になると、凍った海の上で歩けますし、冬には冬の楽しみ方があって、それも魅力だと思います。
ウラジオストクの魅力を挙げていくと、たくさんありすぎてキリがなくなりそうです(笑)
オンラインでのツアーガイドの魅力
--ありがとうございます!次に10月31日に第2回開催を迎えるオンラインバスツアー・ロシアのお話もさせていただければと思います。現在、コロナ禍ということもあって、マリーナさん自身、オンラインでのツアーガイドをされている旨おっしゃっていましたが、今回のバスツアーもオンラインです。オンラインツアーでのガイドは実際のところどうですか?
コロナの感染拡大が始まって、オンラインツアーでのガイドを始めた当初はもちろん、「あー、どうしよう」みたいな複雑な感情はありましたが、徐々に、オンラインでもお客様にウラジオストクの魅力を、頑張って一生懸命伝えることができればと思うようになりました。
お客さんとのやりとりはオンラインでもできますよね。
お客さんからの質問に対して、直接答えることはできるので、とても面白いなと思うようになりました。
また、「あーロシアに行きたいな」、「ロシアのこういうところ見てみたいな」と思っていも、普段忙しくて海外旅行に時間を割くことができない方もいますよね?
その点を補えることもオンラインツアーの1つのポイントだと思っています。
時間がないお客様にも、実際に訪れたような感覚を持ってもらえるように頑張っていますので。
コトバス オンラインバスツアーの見どころ
--マリーナさんは、オンラインツアーをたくさんご経験されていると思いますが、9月23日に行われた1回目のロシア・オンラインバスツアーはいかがでしたか?
難しかったところもありましたが、バスツアーは全体として、とても面白かったですね!
お客様との会話が本当に楽しかったです。
色々なお客様がいらっしゃって、本当にロシアに行ったかのように、「あーロシアはこうなんだな」とか、「ウラジオストクはこんなに綺麗な街なんだ」、「こんなに近いところだったんだ」、「えー、2時間半でいけるんだ」、「日本と近いのに、ヨーロッパぽい。日本と違う」といった感想をいただけましたし、ロシア料理やウォッカを楽しみながら、参加していらっしゃるお客様もいて。
すごく楽しかったです。本当に嬉しかった。
--10月31日の第2回に参加してくださるお客様に注目してほしいポイントはありますか?
注目してほしいところですね!
道を歩くときに、スヴェトランスカヤ通りという都市のメインストリートをお見せしたいと思っていますが、そこが1番注目してほしいところです。
ウラジオストクには色々な魅力がありますが、ぜひスヴェトランスカヤ通りを1番お見せたいです。
そこは古いロシアの伝統や比較的新しいソ連時代の建物もあるなど、色々なスタイルが入り混じっているほか、レストランも軒を連ねているので、ロシアの美食の街をお見せすることもできます。
また、中央広場は最近改装されたばかりなので、オンラインで見ることができるのは、おそらく初めてだと思いますよ!
--ありがとうございます!最後に読者の方に向けて、一言メッセージをいただけたらと思います。
そうですね〜。ちょっと考えますね…
思いつきました(笑)
やはり、みなさん美味しい料理は好きですよね?
私も好きです。
みなさん、ロシアへ、そしてウラジオストクへ美味しいご飯を食べに来てください。
こんな簡潔でもいいですか?笑
--ばっちりです!インタビューを通じてお腹が空いてきました(笑)10月31日が楽しみですね!今日はありがとうございました!
「コトバス オンラインバスツアー『ロシア2都市大満足ツアー』」の詳細はこちらから
↓
https://www.kotobus-tour.jp/online/ktz061.html
(インタビュアー/山地ひであき)
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